アロマオイルと精油の違いは?知っておきたいポイントと見分け方

ルームフレグランスや芳香剤やアロマなどを始めるにあたり、馴染みのない言葉がたくさんあります。 いざアロマについて調べたり、お店に行った時も色んな名称があり、「何を買えばいいんだろう」と悩む方も多いと思います。 その中でももっとも分かりにくいのが、「アロマオイル」「精油」「エッセンシャルオイルの3つの言葉の違いです。 使い方や中身を知らずに利用していると期待した効果が得られないばかりか、思わぬトラブルを招くこともありますので注意が必要です。 「アロマオイル」「精油」「エッセンシャルオイル」の違いについてご紹介します。

アロマオイルとは

アロマオイルを「ナチュラルな香りで癒されるもの」「体に良さそう」とイメージしている方も多いですが、アロマオイルはたくさんの種類があります。 アロマとは日本語にすると「香り」を意味しており、「香り」がする「オイル」の総称を「アロマオイル」と言います。 そのアロマオイルは天然タイプと合成タイプの二つに分けることができ、この二つは香りの感じ方や用途が全く異なります。 天然のアロマオイルはアロマテラピーで使われる精油のことです。 精油とは自然の植物から抽出した香りのエッセンスのことで、これを英語にしたのがエッセンシャルオイルです。 つまり、「精油」と「エッセンシャルオイル」は同じもので、言語が違うだけです。 なお、アロマテラピーの業界内やアロマ経験者の中では精油が一般的な呼び方で、消費者に販売するときにはエッセンシャルオイルと呼ぶことが多いです。

「精油」=「エッセンシャルオイル」

精油の一番の特徴は「100%天然成分」であるということです。 人工的に作られて香料、水、アルコールなどは一切含まれておらず、植物の花、葉、果皮などに含まれる香りの成分だけを集めたもので、100%天然で純粋なものをさします。 精油には油という文字が含まれていますが、オリーブオイルやごま油のような「油脂」とは全く異なります。 精油とは植物が作り出した天然の化学物質(有機化合物)がいくつも集まってできたものです。 精油とは植物からほんのわずかな量しか取れない貴重なもので、精油1キロを抽出するために必要な量はラベンダーは100-200キロの花穂が必要、ローズは3-5トンの花が必要と言われています。 精油には数十から数百種類もの香りの成分が絶妙なバランスで含まれていて、人工的に作られた香料では決して真似できない、繊細な香りを楽しむことができます。 精油はいい香りがするだけでなく、原料となる植物の種類によって「リラックス」「虫除け」「抗菌」など様々な働きが期待できます。 しかも品質が確かな精油はアロマディフューザーで香りを楽しむ他に、お風呂やマッサージや掃除や手作りコスメなどたくさんの使い方ができ、美容や健康に役立てることができます。 注意点は精油は植物の成分が高濃度で凝縮されたもので、原液のままでは刺激が強すぎることがあります。 お風呂や肌に使う場合は植物油などで低濃度に薄めてから使うようにしましょう。

合成アロマオイルとは

合成アロマオイルとは人工的な合成香料を含んだオイルのことで、アロマオイル、フレグランスオイル、ポプリオイルなどの名称で販売されています。 石油系の原料から人工的に作られた合成香料や精油に合成香料やアルコールなどを混ぜたものがあります。 一般的に100円ショップで販売されているアロマオイルは合成香料です。 合成のアロマオイルは天然のアロマオイルと違って、簡単に作ることができるため、安価で購入することができます。 しかし、人工的に作られたものなので、香りをキツく感じたり、不自然に感じることもあります。 合成のアロマオイルはあくまでも香りを楽しむフレグランスで、精油のような心身への働きや効果は期待できません。 もちろんいい香りを嗅ぐことで心をリラックスすることはできるのですが、天然のアロマオイルの方がリラックス効果が明らかに高いです。 また、防菌や虫除けなど植物がもつ効能は合成アロマオイルには期待できません。 合成のアロマオイルには香料の他に色々な添加物も含まれているため、基本的にはお風呂に使ったり肌に使ったりすることができません。 合成のアロマオイルはあくまでの香りを楽しむために作られて「芳香用」で精油と同じような使い方はできません。

アロマオイルの見分け方

植物から取れる天然のアロマオイルの精油(エッセンシャルオイル)が人気で、「リラックス効果」「美容」「風邪予防」「虫除け」「認知症防止」など様々な効果が期待できます。 一方で、最近ではいろんな店舗で精油が手に入るようになりましたが、中には天然の精油ではないものがあり注意が必要です。 精油と間違えて合成香料を購入や利用するケースも増えてきています。 アロマテラピー効果の得られる天然精油の見分け方のポイントについて説明します。

アロマオイルの見分け方①:容器

天然のアロマオイル(精油)か合成香料のアロマオイルかを見分ける方法の一つめに容器の色をチェックします。 天然の精油は熱や光によって成分が劣化するため、それを防ぐために、茶色や青色や緑色などの光を遮る遮光瓶に入っています。 一方で、透明やプラスチックの瓶に入っているものは合成香料であることが多く、本物の精油ではないまたは精油であっても状態の良いものではない可能性が高いため、注意が必要です。 茶色や青色や緑色の場合でも合成香料の場合もありますので、次に説明するラベルと価格も同時に確認が必要です。

アロマオイルの見分け方②:ラベル

最近では精油と見た目がそっくりな合成香料も販売されており、パッと見ただけでは見分けがつきにくくなっており、初心者からすると精油も合成香料も見分け流のが難しいです。 しかし、ラベルを確認するポイントさえ抑えると、簡単に本物のアロマオイルを見分けることができます。 天然の精油にはラベルやパッケージに「精油」または「essential oil(エッセンシャルオイル)」と必ず表記されています。 「精油」という表記がなく、単に「アロマオイル」という名称で販売されているものは合成香料(人工香料)です。 「学名」のチェックも合わせて行います。 学名とは動物や植物につけられる世界共通の名前で、植物由来である精油には必ず原料植物の学名が記載されています。 例えば、ラベンダーの場合は「ラベンダーアングスティフォリア(Lavandula angustifolia)」という植物の学名が書かれています。 一つ一つ学名を覚える必要はありませんが、精油には必ず記載されていますので、チェックしましょう。 学名がないものは合成香料ですので、肌につけたり、お風呂に入れたりするのは控えましょう。 間違った利用をしている人がSNSで投稿していることもありますが、アロマオイル=精油ではないので、注意が必要です。 さらに高品質の精油を求める場合には精油の産地や製造年月、使用期限、ロットナンバーが記載されているものが安心です。

アロマオイルの見分け方③:価格

容器やラベルの条件を満たしていても、極端に価格の安いアロマオイルはアルコールなどで薄められていたり、合成香料が混ぜられている可能性があるため、純粋な精油でない可能性が高いです。 精油は大量の植物から少量しか採れないエッセンスなので、合成香料と比較すると稀少性が高く高価です。 精油の種類や希少性によっても価格は異なりますが、人気のラベンダーは5mlで約1,000円です。
豆知識として、精油の中で最も効果なのが、「ローズオットー」です。 バラの女王と呼ばれるダマスクローズの花ビラから採れる精油で高貴な香りで、古代エジプトの女王のクレオパトラも愛したと言われており、稀少性が高く、5mlで約30,000円です。 「ローズオットー」が効果な理由は精油を1kg抽出するために、バラの花ビラが4トン必要です。一滴あたり、バラの花ビラ200枚です。 「ローズオットー」のように希少性の高い精油には偽物もとても多いので、価格が安いものには注意が必要です。
最近では、精油と見た目がそっくりな類似品が出回っており、ただ香りを楽しむだけでなく、植物の持つ効能を求めるなら、100%植物由来である「精油」を選ぶことをオススメします。 心配な方はアロマテラピーの専門店で購入することをオススメします。 エッセンシャルオイルは約3,000種類あり、香りを楽しむだけでなく、心身の健康への効果があります。 これらのエッセンシャルオイルは植物からできており、香りによって抽出方法や手間などが異なるため、価格もピンキリです。 この記事ではエッセンシャルオイルとは何かについて説明しながら、世界中で古くから利用される理由や抽出方法について説明します。 地球は様々な形や大きさや色や香りの植物で覆われています。 この植物一つ一つには人間が肉眼でみる事ができない化合物が含まれており、これらは植物の根や花や種や樹皮などに含まれています。 このような化合物はエッセンシャルオイル=精油と呼ばれ、濃度が非常に濃いため有用性が高いです。 エッセンシャルオイルには物質の状態が急速に変化する揮発性という特性があります。 エッセンシャルオイルに含まれる揮発性、芳香化合物は科学的特性として空気中に素早く拡散します。 瓶の蓋を開けていると離れていても即座に香りを感知できるのはこの特性のためです。 エッセンシャルオイルを使用する時に揮発性、芳香化合物が空気中を素早く移動し、脳内の嗅覚受容体に直接作用するので、使う人はそれを香りとして経験します。 これまでに3,000種類以上の揮発性、芳香化合物が発見されています。 その化合物によってそれぞれのエッセンシャルオイルの有用性、香り、特性がほぼ決まります。 一つ一つのエッセンシャルオイルは種によって異なるものですが、例えば同種であってもそれぞれの特徴が反映します。

エッセンシャルオイルの歴史

エッセンシャルオイルは古くから人間の生活に密着に関係しています。 古代エジプトにおいては、芳香療法、体の手入れ、健康療法、宗教的儀式、美容、食事などに植物が使われてきました。 エッセンシャルオイルの活用は流行ではなく、世界中の文明において、長い伝統として何世紀も前に始まったものです。 古代エジプトのみならず、ギリシャ、ローマ、フランス、イラン、インド、中国など広い地域で活用されていました。

エッセンシャルオイルの水蒸気蒸留法

エッセンシャルオイルの製造方法はいくつかありますが、「水蒸気蒸留法」または「圧搾法」が一般的です。 水蒸気蒸留法では、熱した蒸気を用いて、同時に圧力も加えながら、エッセンシャルオイルを植物の各部位から抽出します。 この方法は混じり気のない純粋なエッセンシャルオイルを抽出できるため、もっとも一般的な手法です。 蒸留の過程で使用される圧力によって、通常の沸点よりも上流が可能となるため、エッセンシャルオイルの複雑な化合物が保護されます。 高温で抽出してしまうとオイルの化学組成が壊されたり、損なわれたりしてしまいます。 水蒸気蒸留ではまず水が沸騰すると植物原料が水蒸気に晒されます。 蒸気圧と熱により植物の各部位から植物の微細な湯浦が抽出されます。 さらに植物から抽出された揮発性や化合物に揮発性、芳香化合物が水蒸気によって収集間の中へ運ばれていきます。 ここで水蒸気は冷却され、凝縮液化し水となり、オイルの層ができます。 エッセンシャルオイルは上にいき、水と分離した状態になり取り出されます。 エッセンシャルオイルは油性であるため、簡単に水と分離させる事ができます。

エッセンシャルオイルの低温圧搾法

圧搾法・低温圧搾法について説明します。 コールドプレス法とも呼ばれ、熱を使用しない方法です。 一般的にこの抽出法はグレープフルーツ、レモン、ライム、オレンジ、ベルガモットなどの柑橘系の果皮からエッセンシャルオイルの抽出する方法に用いられます。 圧搾法の抽出工程の中で、果皮を格子状のシュリンダーの中に潜らせる際に果皮の表面が削られ、エッセンシャルオイルを含んだ小さな袋が壊れて、エッセンシャルオイルを中のオイルが放出されます。 その後、水のスプレーを果皮に掛けて、放出されたエッセンシャルオイルが集められます。 この水分の多い混入物をフィルターに掛けて、余分な果皮を取り除き、遠心分離機に掛け自らオイルを分離させます。 エッセンシャルオイルは非常に濃度が高く、一滴のオイルには元となる植物原料のエッセンスが大量に含まれています。 つまり、一滴のオイルの価値が非常に高いことを意味しています。 15mlのエッセンシャルオイルを一本作るためにレモンは45個、ラベンダーの花の数は14キロ、ペパーミントティーは7,000杯必要です。 紹介したようにエッセンシャルオイルには植物の種類によって、抽出方法が異なりますが、どの方法も手間と多くの植物を元に抽出しています。