フランキンセンス【精油の百科事典】

精油・エッセンシャルオイルの「フランキンセンス」の特徴や詳細をご説明です。 生産地や抽出方法などの基本的な情報から、心身への効用などの活用の仕方までご紹介します。

フランキンセンスの精油の特徴

中東原産のオマーン、ソマリアなどに自生する小香木で劣悪な環境で育つ植物のため、化学成分を多く保有しています。
樹皮を傷つけると樹脂が分泌され、乳白色〜橙色の涙滴状の塊となり、「乳香」と呼ばれています。
乾燥する地域に生育するフランキンセンスは、乾燥に対応するために人間の乾燥肌や呼吸器に良い成分を含み、心の渇きにも効果があります。

古代エジプトの埋葬品として発掘されおり、新約聖書には、東方の三博士がキリスト誕生に捧げた贈り物として記されています。
香りの特徴は爽やかで温かく、豊かで甘いバルサム調の洗練された透明感のある香りで、極めて安全性が高いです。

フランキンセンスの基礎情報

抽出部位
精油名 Frankincense/フランキンセンス
学名 Boswellia carterii
科名 カンラン科
産地 イエメン、エチオピア、オマーン、ソマリア
抽出方法 水蒸気蒸留法、溶剤抽出法
樹脂
主な成分 α-ピネン:42%
α-ツエン:6%
リモネン:14%
p-シメン:6%
サビネンハイドレート:11%
薬理作用 去痰
抗炎症
抗菌
鎮痙
癒傷
適応疾患 精神神経系:不眠症、心身症、うつ病、トラウマ
筋骨格系:打撲、皮下出血
呼吸器系:喘息、鼻炎、呼吸困難、吐頭炎、風邪、呼吸器症状
消化器系:下痢
婦人科系:月経困難症、更年期障害
皮膚科系:外傷 その他:緩和ケア、グリーフケア
心理的効果 瞑想を深め、気持ちの高揚 慰め、心に静けさをもたらし呼吸を深める
健康有害性 皮膚刺激
皮膚感作
呼吸器刺激
子宮収縮
香りの イメージ 樹脂の香り
甘い香り
東洋の香り
動物的香り
発揮度 ミドルノート
香りの強さ
使い方 シワ、たるみ改善のクリームに 風邪の初期に吸入するのも良い
相性のいい精油 オレンジスイート、サンダルウッド、ゼラニウム、ネロリ、パチュリ、ラベンダー
心への働き 悲しい心を癒し、不安を和らげる
体への働き せきや気管支炎をやわらげる
体を温め、冷え性を改善する
肌への働き 老化した肌を活性化させる
シワやたるみを改善させる

アロマテラピーでの用途・効果・効能

蓄積された潜在意識の中のトラウマやネガティブな気持ちや、悪さをして自分では理由がわからない不安やパニックに陥るときにフランキンセンスの香りは、心を慰めてくれます。
古代から瞑想にも使われてきたこともあり、直観力を高め、リラクゼーションをもたらします。

身体的には抗菌作用により呼吸器浄化に役立ち、風邪や喘息や気管支炎などあらゆる呼吸器のトラブルに役立ちます。
さらに呼吸器が原因で精神的な緊張やストレスが要因になる場合にも有効です。 肌のお手入れにも大変人気でシワやたるみや老化肌に効果的で、クレオパトラも愛用したとされています。