マジョラム(スイート)【精油の百科事典】

精油・エッセンシャルオイルの「マジョラム(スイート)」の特徴や詳細をご説明です。 生産地や抽出方法などの基本的な情報から、心身への効用などの活用の仕方までご紹介します。

マジョラムの精油の特徴

中東および地中海地方の原産で草丈25-60cmほどになる多年草です。 ベルベット状の緑色の葉は小さな卵形で芳香を持ち、白やピンク色の花を咲かせます。
ギリシャ語では「山の喜び」を意味する「オロスガノス」と言います。
新郎新婦に幸福を祈って送られたり、死者の塊に平安をもたらすとして墓地に植えられたりします。

マジョラムは品質によって、香りが異なりことが多いですが、一般的には上品な甘さがあり、ほのかにスパイシーの香りが特徴的です。
雑味の多い香りはスパイシーさと野性味が前面に出て、カンファーを漂います。 眠気を促したり、集中力を撃退させる作用があるので、運転前や運転中には不向きです。

マジョラムの基礎情報

精油名 Marjoram/マジョラム
学名 Origanum majorana
科名 シソ科
産地 エジプト、スペイン、フランス、モロッコ

抽出方法

水蒸気蒸留法

抽出部位

全草
主な成分 テルピエン:7%
テルピノレン:8%
リナロール:26%
テルピエン-オール:28%
薬理作用 去痰
駆風
血圧降下
健胃
抗ウイルス
抗うつ
抗炎症
抗菌
抗痙攣
抗酸化
抗リウマチ
消炎
消化
鎮痛
適応疾患 精神神経系:不安障害、不眠症、心身症、うつ病
筋骨格系:筋肉疲労、関節炎、腰痛、筋肉痛、肩こり、捻挫、リウマチ
循環器系:動悸、めまい、しもやけ
呼吸器系:呼吸困難、喘息、気管支炎、風邪
消化器系:便秘、吐き気、嘔吐、腹痛、痙攣性消化不良
婦人科系:更年期障害、月経困難症、月経不順、月経前緊張症
その他:緩和ケア、シラミの致死
心理的効果 鎮静
不安やストレスの緩和
悲しみ、寂しさを和らげるバランスをとる
健康有害性 皮膚刺激
皮膚感作
眼刺激
呼吸器刺激
子宮収縮
香りの イメージ 草の香り
緑の香り
フレッシュな香り
花の香り
発揮度 ミドルノート
香りの強さ
使い方 ストレスを解消するマッサージオイルに
相性のいい精油 イランイラン、オレンジスイート、カモミールローマン、サイプレス、ラベンダー、ローズマリー
心への働き 不安や孤独感、ストレスをやわらげる
体への働き 冷え性、筋肉疲労をやわらげる
便秘や下痢、消化不良の不調をととのえる
月経痛や偏頭痛の痛みをやわらげる
肌への働き 小じわやくまを改善する

アロマテラピーでの用途・効果・効能

マジョラムは静かに祝福する香りとして有名で、憂鬱や気分が乗らない時に近くに寄り添って、悲しみや孤独感を慰めたり、緊張や不安を緩和してくれます。
寝つきを良くするにも有効なため、睡眠不足の方などにはオススメです。

心身を温める力が強く、免疫を強化するので冷えや虚弱体質にもいい精油で、消化不良や胃痙攣や便秘などに有効です。