パルマローザ【精油の百科事典】

精油・エッセンシャルオイルの「パルマローザ」の特徴や詳細のご説明です。 生産地や抽出方法などの基本的な情報から、心身への効用などの活用の仕方までご紹介します。

パルマローザの精油の特徴

パルマローザはインドの原産のイネ科の多年生草本植物です。 イネに似た細長い葉をつけ、草丈は1mなり、レモングラスなどと同じオガルガヤ属です。
花が咲く前に収穫した葉を安全に乾燥させることで、精油の収油が最大となります。

パルマローザは高価で希少性の高いローズ精油の代用品として用いられてきています。
香りの特徴は田園風景を想い起すような土を想像させるイネ科の落ち着いた香りに、ローズとゼラニウムのような甘いフローラル調の香りも含まれています。
パルマローザはとても安全性が高いのが特徴ですが、長く嗅いでいるとぐったりすることがあるので注意が必要です。

パルマローザの基礎情報

精油名 Palmarosa/パルマローザ
学名 Cymbopogon martini
科名 イヌ科
産地 インド、インドネシア、パキスタン、ブラジル
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位
主な成分 グラ二オール:80%
酢酸ゲラニル:19%
β-カリオフィレン:3%
薬理作用 強壮
解熱
抗真菌
皮膚軟化
癒傷
適応疾患 消化器系:呼吸器症状
消化器系:食欲不振、嘔吐
婦人科系:分娩時の痛み
皮膚科:外傷、皮膚炎、ニキビ、皮膚の感染症
その他:緩和ケア、蛾の忌避
心理的効果 安心感 ストレス、緊張、神経疲労の回復
気分を明るく高めさせ、リフレッシュや明晰化
健康有害性 皮膚刺激
皮膚感作
眼刺激
香りの イメージ ローズの香り
草の香り
枯草の香り
緑の香り
発揮度 トップノート
香りの強さ 強め
使い方 フケを抑えるヘアマッサージオイルに
相性のいい精油 カモミールローマン、シトロネラ、ジャスミン、ベルガモット、ライム、レモン、ローズマリー
心への働き 不安定な情緒を鎮め、気持ちを明るくさせる
体への働き 感染症の予防
熱を下げるのを助ける
食欲を増進させる
肌への働き シワ予防、皮膚の老化防止に効果がある
肌の水分のバランスと皮脂の分泌を正常にする

アロマテラピーでの用途・効果・効能

パルマローザには強い鎮静力があり、ストレスや神経性の症状の緩和や感情のバランス調整に効果的です。

農耕民族の日本人には土や稲の香りは懐かしさと親近感があるため、情緒の安定を促します。
抗感染症作用、抗ウイルス作用、免疫調整作用などあり、胃腸の感染症や下痢、神経性の食欲不振に効果を発揮します。
皮膚弾力回復作用があるため、乾燥肌には特にいいですが、パルマローザの香りが苦手な人は表情筋が固まってしまう懸念もあります。