パチュリ【精油の百科事典】

精油・エッセンシャルオイルの「パチュリ」の特徴や詳細のご説明です。 生産地や抽出方法などの基本的な情報から、心身への効用などの活用の仕方までご紹介します。

パチュリの精油の特徴

インド原産で熱帯地方に自生する樹高60-90cmの低木で、日光は好みません。 葉には香りがなく、葉が枝から離れた時に芳香を放ちます。
種子は非常に脆く、名前はタミル語の「パチャイ(緑)」と「エライ(葉)」に由来しています。

強い香りは消臭にも使われることから、1960-1970年代には、米国で大麻の臭い消しとしてヒッピーたちに用いらてました。

香りの特徴は土や墨汁を想わせるスモーキーでスパイシーな香りで鼻に強く残ります。 香水の保留剤にもなり、開封後も時が経てば経つほど熟成して品質が上がる精油です。
パチュリには集中力が減退したり、気分が悪くなる場合があるため、使用に注意しましょう。

パチュリの基礎情報

精油名 Patchouli/パチュリ
学名 Pogostemon cablin
科名 シソ科
産地 インドネシア、中国、ブラジル、マレーシア、ミャンマー、パラグアイ
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位
主な成分 ブルネセン:25%
β-カリオフィレン:20%
α-ガイネン:15%
α-ブルネセンエポキサイド:5%
パチュリアルコール:30%
薬理作用 強壮
抗うつ
抗炎症
消毒
鎮静
防腐
適応疾患 精神神経系:うつ病、不安障害、不眠症、不感症
消化器系:嘔吐、下痢、胃腸炎、痔
皮膚科系:肌荒れ、皮膚炎、外傷、ニキビ
心理的効果 心を穏やかにし、リラックス
性的エネルギーにも鎮静的に影響する
気持ちの安定化から客観視できるようになる
健康有害性 -
香りの イメージ 土の香り
墨汁の香り
樟脳の香り
カビ臭
発揮度 ベースノート
香りの強さ
使い方 肌荒れ、切り傷をいたわるハンドクリームに
相性のいい精油 クラリセージ、ゼラニウム、ブラックペッパー、フランキンセンス、ミルラ、ラベンダー

 

心への働き 気持ちを穏やかにし、情緒を安定させる
意識をクリアにし、判断力を高める
体への働き 筋肉痛、腰痛を改善する
催淫作用を促す
肌への働き あかぎれ、湿疹の治りを促す

アロマテラピーでの用途・効果・効能

パチュリは感情のバランスをとり深く鎮静させる香りで、物事を客観的に見つめる働きがあり、冷静に判断できるようになります。
年齢を重ねることに対して肯定を意味する香りですので、加齢とともに感じてくる悩みやコンプレックスを解消します。

身体的には体を強壮し、免疫力をあげる作用があり、むくみやセルライトにも効果的です。
静かに性への催淫作用があり、愚管抄やインポテンツなどにも効果があるとされています。