ベチバー【精油の百科事典】

精油・エッセンシャルオイルの「ベチバー」の特徴や詳細のご説明です。生産地や抽出方法などの基本的な情報から、心身への効用などの活用の仕方までご紹介します。

ベチバーの精油の特徴

ベチバーはインド原産の群生する背の高い多年生草本植物で、アジア、オセアニアの熱帯地域に自生します。
草丈は2-3mとなり、大きな株を形成し、ススキのように生きます。 根に芳香があり、根が古いほど品質の良い精油とされており、収穫後は綺麗に土をとり、根を乾燥させます。

寝かせれば寝かせるほど香り高く、品質が高まると言われています。 ベチバーの名前はタミル語で「掘り起こした根」を意味し、「Vetiverr」が由来となっています。 香りの特徴はアーシー(土を連想させる)で、スモーキーで深く、奥にはタバコのヤニの香りとフルーティーな香りが混在しています。



ベチバーの基礎情報

精油名 Vetivert/ベチバー
学名 Vetiveria zizanoides
科名 イネ科
産地 インド、中国、ハイチ、ブラジル、タヒチ、インドネシア
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位
主な成分 イソバレンセン:6%
クシモール:6%
α-ジザノール:14%
α-ベチボン:4%
β-ベチボン:4%
薬理作用 強壮
抗ウイルス
抗炎症
適応疾患 精神神経系:うつ病、不眠症、過敏症、神経緊張
筋骨格系:筋肉疲労、関節炎、筋肉痛、捻挫、リウマチ、筋肉のこり
婦人科系:月経前緊張症、更年期障害 その他:虫除け
心理的効果 心が穏やかな、安定した状態になる
感情的トラウマショックからくるストレスに作用
鎮静力
健康有害性 -
香りの イメージ 根の香り
木材の香り
白檀のような香り
東洋的な香り
発揮度 ベースノート
香りの強さ 強め
使い方 エキゾチックな香りの防虫スプレーに

相性のいい精油

イランイラン、カモミールローマン、サンダルウッド、ゼラニウム、フランキンセンス、ラベンダー
心への働き 緊張をほぐし、リラックスさせる プレッシャーで決断力を失った時、冷静さを取り戻す
体への働き 筋肉の痛みをやわらげ、疲労を回復させる
肌への働き 虫刺されの症状を抑える

アロマテラピーでの用途・効果・作用

ベチバーは鎮静作用が強く、深くリラックス効果をもたらし、天然の精神安定剤と言われているほど効果があります。
深い根から取れる香りのため、足元がグラグラで安定しない人に、しっかりと地に足をつけるグランディング作用があり、軸を持つことができます。
根から取れる精油のため、末端や腹部の血流をよくし、冷えが誘発する筋肉痛や関節痛やリウマチや肩こりや腰痛などに有効です。