エッセンシャルオイルの抽出方法!「水蒸気蒸留法」と「圧搾法」


エッセンシャルオイルは約3,000種類あり、香りを楽しむだけでなく、心身の健康への効果があります。
これらのエッセンシャルオイルは植物からできており、香りによって抽出方法や手間などが異なるため、価格もピンキリです。

この記事ではエッセンシャルオイルとは何かについて説明しながら、世界中で古くから利用される理由や抽出方法について説明します。

エッセンシャルオイルとは

地球は様々な形や大きさや色や香りの植物で覆われています。
この植物一つ一つには人間が肉眼でみる事ができない化合物が含まれており、これらは植物の根や花や種や樹皮などに含まれています。

このような化合物はエッセンシャルオイル=精油と呼ばれ、濃度が非常に濃いため有用性が高いです。

エッセンシャルオイルには物質の状態が急速に変化する揮発性という特性があります。
エッセンシャルオイルに含まれる揮発性、芳香化合物は科学的特性として空気中に素早く拡散します。

瓶の蓋を開けていると離れていても即座に香りを感知できるのはこの特性のためです。

エッセンシャルオイルを使用する時に揮発性、芳香化合物が空気中を素早く移動し、脳内の嗅覚受容体に直接作用するので、使う人はそれを香りとして経験します。

これまでに3,000種類以上の揮発性、芳香化合物が発見されています。
その化合物によってそれぞれのエッセンシャルオイルの有用性、香り、特性がほぼ決まります。

一つ一つのエッセンシャルオイルは種によって異なるものですが、例えば同種であってもそれぞれの特徴が反映します。

エッセンシャルオイルの歴史

エッセンシャルオイルは古くから人間の生活に密着に関係しています。

古代エジプトにおいては、芳香療法、体の手入れ、健康療法、宗教的儀式、美容、食事などに植物が使われてきました。

エッセンシャルオイルの活用は流行ではなく、世界中の文明において、長い伝統として何世紀も前に始まったものです。
古代エジプトのみならず、ギリシャ、ローマ、フランス、イラン、インド、中国など広い地域で活用されていました。

エッセンシャルオイルの水蒸気蒸留法

エッセンシャルオイルの製造方法はいくつかありますが、「水蒸気蒸留法」または「圧搾法」が一般的です。

水蒸気蒸留法では、熱した蒸気を用いて、同時に圧力も加えながら、エッセンシャルオイルを植物の各部位から抽出します。
この方法は混じり気のない純粋なエッセンシャルオイルを抽出できるため、もっとも一般的な手法です。

蒸留の過程で使用される圧力によって、通常の沸点よりも上流が可能となるため、エッセンシャルオイルの複雑な化合物が保護されます。

高温で抽出してしまうとオイルの化学組成が壊されたり、損なわれたりしてしまいます。
水蒸気蒸留ではまず水が沸騰すると植物原料が水蒸気に晒されます。
蒸気圧と熱により植物の各部位から植物の微細な湯浦が抽出されます。

さらに植物から抽出された揮発性や化合物に揮発性、芳香化合物が水蒸気によって収集間の中へ運ばれていきます。
ここで水蒸気は冷却され、凝縮液化し水となり、オイルの層ができます。

エッセンシャルオイルは上にいき、水と分離した状態になり取り出されます。
エッセンシャルオイルは油性であるため、簡単に水と分離させる事ができます。

エッセンシャルオイルの低温圧搾法

圧搾法・低温圧搾法について説明します。
コールドプレス法とも呼ばれ、熱を使用しない方法です。

一般的にこの抽出法はグレープフルーツ、レモン、ライム、オレンジ、ベルガモットなどの柑橘系の果皮からエッセンシャルオイルの抽出する方法に用いられます。

圧搾法の抽出工程の中で、果皮を格子状のシュリンダーの中に潜らせる際に果皮の表面が削られ、エッセンシャルオイルを含んだ小さな袋が壊れて、エッセンシャルオイルを中のオイルが放出されます。
その後、水のスプレーを果皮に掛けて、放出されたエッセンシャルオイルが集められます。

この水分の多い混入物をフィルターに掛けて、余分な果皮を取り除き、遠心分離機に掛け自らオイルを分離させます。


エッセンシャルオイルは非常に濃度が高く、一滴のオイルには元となる植物原料のエッセンスが大量に含まれています。
つまり、一滴のオイルの価値が非常に高いことを意味しています。

15mlのエッセンシャルオイルを一本作るためにレモンは45個、ラベンダーの花の数は14キロ、ペパーミントティーは7,000杯必要です。

紹介したようにエッセンシャルオイルには植物の種類によって、抽出方法が異なりますが、どの方法も手間と多くの植物を元に抽出しています。



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