間取り・部屋の役割にあった精油や香りを選ぶ方法

家の中でも部屋毎に機能や役割や過ごし方が違います。
例えば、寝室やリビングはリラックスや落ち着き、書斎や勉強部屋は集中力や効率など部屋によって求められる機能や役割は大きく異なります

そのため、寝室と書斎では香りの演出も変える必要があり、どの空間にどのような役割が求められているかを明確にした上で、香りを選んでいきましょう。

一般的な家庭の間取り図を用いて、それぞれの部屋の役割を整理します。
家の間取りはパブリック性の高い空間と、プライベートで使う空間に分けることができます。

家の中のパブリック空間と精油

家の中のパブリック空間には、家族など複数人が共有して使用する「玄関」「キッチン」「パウダールーム」、家族が集まって過ごす「リビング」「ダイニング」「和室」、来店時にはお客様を通しておもてなしすることもあります。

玄関×精油

玄関は毎日家族が出入りしたり、来客を出迎えたりする空間です。

また、その家の顔としての役割もあるため、たえず気持ちが明るくなるような、元気の出る香りで整えておきたい場所です。

ベルガモットなどのシトラスの香りは、明るく清々しい気持ち人れるので、朝の仕事や学校へいく前に必ず通る玄関の香りとして最適です。

また下駄箱などの匂いが気になる場合には、ペパーミントやユーカリ、パイン、サイプレスなどの消臭や抗菌作用がある清涼感のある香りも適しています。

オススメの精油はパイン、ペパーミント、ベルガモット、サイプレス、ユーカリです

リビング×精油

リビングは家族が家にいる時間の大半を過ごす滞在型の場所であるため、居心地が良いリラックスできる空間が最適です。

華やか過ぎて気疲れしないように、自然に馴染みやすい香りを選びましょう。

こうしたくつろぎの空間に選ぶ香りとしては、個人の指向性によって好みが別れにくいオレンジスイートやベルガモットといったシトラスの香りのほかに、サイプレスなどのウッドの香りも森林浴をしているような爽やかな印象になります。

また、来客があるときは、お客様や友人が集まる空間となりますので、ゼラニウムやホーウッドなどを選ぶと空間に華やかさや明るさを演出できます。
ワンランク上のおもてなしを目指すなら、お客様のお好みを考えながら、香りを変える工夫をしても良いでしょう。

オススメの精油はオレンジスイート、ゼラニウム、ベルガモット、ホーウッド、サイプレスです。

ダイニング×精油

ダイニングは家族全員が集まり、食事をしながらコミュニケーションを取れる場所です。

ここでは、食事や会話の邪魔にならず、空間にうまく溶け込むような香りを選びましょう。
ローズマリーは食事との親和性も高く、空間にもよく馴染みます。

レモンやグレープフルーツなどのシトラスの香りは、消化促進も期待でき、中でもレモンは抗菌作用があることでも知られています。

オススメの精油はグレープフルーツ、ユーカリ、レモン、ローズマリーです。

キッチン×精油

キッチンにはその日の食事に使う食材やスパイスが並んでいたり、調理中の料理が美味しそうな香りが漂ったりと幸せを感じる空間です。

一方で、シンクや生ゴミの臭いにも発生する場所で、抗菌や空間清浄の機能があるオレンジスイートやペパーミントなどの香りが空間の快適性を高めます。

水周りも備えているため、ディフューザーは電源や熱が必要なものではなく、自然拡散型のディフューザーの使用が適した場所です。
オイルの代わりにハーブの鉢植えをおいて、料理に活用するなどしながら、キッチンに植物の香りをダイレクトに漂わせるのもいいでしょう。

ハーブの葉を2,3枚取ってから、直接臭いが気になる排水溝などに入れても香りの効果が得られます。

オススメの精油はオレンジスイート、ペパーミント、レモングラス、ローズマリーです。

パウダールーム×精油

パウダールームは家の中でも最も高温多湿になり、カビや最近が発生しやすい場所です。
また、マンションでは窓のない間取りの家も多く、どうしても臭いがこもりがちです。

そこで清潔感のあるすっきりとした香りを使って、空間を整えていきましょう。

パウダールームに合うのは、消臭、抗菌作用があるペパーミントやユーカリ、レモンなど、清潔感のあるすっきりとした香りです。
これらを使って常に綺麗な空間で満たしましょう。

オススメの精油はグレープフルーツ、ペパーミント、ユーカリ、レモンです。

和室×精油

畳の部屋は日本独自の文化を感じられる空間であり、年配の方はもちろん、若い方にとっても心身ともに落ち着きを感じることができる場所です。
和室はウッドの香りが良く合い、パインやヒノキ、サンダルウッドなどを選ぶと和の空間に調和し、さらなる落ち着きをもたらすごとができます。

中でも、サンダウウッドは「白檀」とも呼ばれ、古くから香木として知られ、お寺の宗教儀式に使われたり、数珠や扇子の原料として活用されてきた歴史があります。
日本人にとっては非常に馴染みの深い香りです。

こうした和の雰囲気を感じさせる香りに加えて、ユズやヒバ、カボスなど日本由来の植物を原料としたオイルを使用すると、空間に柔らかな印象を添えることができます。

オススメの精油はサンダルウッド、パイン、ヒノキです。

家の中のプライベート空間と精油

家の中のプライベート空間には、限られた人が目的を持って使う「寝室」「書斎」「子供の部屋」などがあります。

寝室×精油

ぐっすりと深い眠りに就くため、1日の疲れや心の緊張を解いて、寝る前のひとときをリラックスして過ごせる空間であることが求められます。

気持ちを落ち着かせることができる鎮静や安眠の機能がある香りを選ぶと良いでしょう。

ラベンダーやサンダルウッド、イランイラン、カモミールローマン、マジョラムスイートなどは、副交感神経の働きを高めて心を鎮めます。
リラックス効果をもたらし、心地よい眠りへと誘うことから、寝室での利用に適しています。

リラックス作用のあるオイルは、多くの種類があり、どれを選ぶか迷うことがあるかもしれません。

寝室はとてもプレイベートな空間のなので、まず滞在する人が「いい香りだ」「この香りが好きだな」と感じるものを選びましょう。
好きな香りに包まれることで、リラックスする効果はより一層高まります。

オススメの精油はイランイラン、カモミールローマン、サンダルウッド、マジョラムスイート、ラベンダーです。

書斎×精油

書斎は主に仕事や読書をしたり、集中して作業をしたいときに過ごすプライベート空間です。
頭をクリアにして作業に集中したり、記憶力や作業効率を高める働きのある香りを選ぶと良いでしょう。

オススメは集中力や記憶力を高めるとされるローズマリーや頭をシャキッとさせる頭脳明晰の機能があるペパーミントです。
オススメの精油はティートゥリー、ペパーミント、ユーカリ、レモン、ローズマリーです。

子供の部屋×精油

小さい子供は嗅覚の機能がまだ成熟していないため、香りが嗅覚に強く作用したり、香りの種類によっては不快に感じることがあります。
そのため、大人向けの空間演出とは分けて考える必要があります。

香りの作用が穏やかで、明るい気分で過ごせるような香りを選ぶと良いでしょう。

オレンジスイートやグレープフルーツ、カモミールローマンなどのオイルは親しみやすく、空間にも馴染みやすいので小さい子供にも安心です。

特にカモミールローマンはリンゴのような甘い香りが特徴で、安眠、抗ストレス、鎮静、殺菌など多岐に弥機能があります。
とても穏やかに作用するとことから「母なる精油」とも言われています。
オススメの精油はオレンジスイート、カモミールローマン、グレープフルーツです。

家全体の間取り単位で見ていくと、部屋ごとに空間の機能や役割がはっきりと分かれていることに気づきます。
部屋の機能や役割ごとに適した精油を知っておくと、香りの機能性を十分に活用できます。

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